第31回日本歯周外科学会大阪大会

『より良いNewDentalSolutionを求めて!!!』をメインテーマに第31回日本歯周外科学会が大阪市で開催されたので副院長と共に10月25日(金)診療終了後に大阪に向かった。

副院長は、27日(日)モリタ本社併催『審美歯周形成外科アドバンス・セミナー』に出席予定であった。

近代歯科医療は、外科学的知識(Digital)と歯科医の手腕(Analog)の相乗効果であるべきだが、昨今の臨床医は外科手術の必要とする病変に対して姑息的処置に終始し、リスクを懸念するあまりに病状の悪化を招く事態になっている様に思えると伊藤輝夫会長は言う。

またインプラント療法の普及に伴い歯周病に罹っても歯の保存治療が十分可能な場合でも歯槽骨(歯を支える骨)の吸収前に早期抜歯を行い安全にインプラント療法が行えると称してやたらと歯を抜いてしまう様な例も見る様に成った。

ますます高齢化が進む中でこれからの歯科医療は、目前の患者さんに『より良い方法を求める』事により保険給付・保険給付外の基準ではなく、患者さんの満足度を如何に高めるかが必要であると述べていた。

近年の超高齢化社会における国民の多くは健康志向と食育の重要性に関心を抱くようになり、加えて歯周治療学の進歩と相まって歯科治療の予防策が着実に成果を上げている。

幸い学童から成人までの齲蝕数は、6%にまで減って来ているが、その陰で歯周病罹患歯が大多数存在する事も事実ある。

いずれの年代においても歯科治療の基本に変わりはないが、年を重ねるとともに歯質の変性・脆弱化がみられ歯を保存する事の難易度が増す。歯周組織も形態的変化が生じてくる。

さらに高齢者の多くは何がしかの内科的疾患を複数有している事を念頭に置いて診療に臨む事が必要であると述べた。

高齢者歯周治療の要点

  1. 基本的歯周治療(ガイドライン)の励行
  2. 歯槽骨を喪失しない歯周手術のスキル・アップ
  3. 歯周の変更獲得後の異常歯周形態(DirtyZone)を診る
  4. 低襲撃の外科処置の励行
  5. 歯周の自浄性の再構築
  6. 歯周安定期のSPT(SupportivePeriodontalTherapy)の励行

以上の項目は成人および高齢者の歯周臨床においてきわめて重要で、我々歯周外科医として研鑽に励まなければならないと警鐘を唱えた。

この日の総会で第30回日本歯周外科学会静岡大会の大会長の私に感謝状の贈呈が有ったので報告するね。

左隣が私の歯周外科の師匠である伊藤輝夫先生。口癖のように言っていた『外科はアートだよ!!!綺麗に切開し剥離すると出血も少なく縫合も綺麗にできる。それが早い治りに繋がるのだよ』という言葉を今は私が口ずさんでいるのね。

日本歯周外科学会指導医の5年毎の更新も済ませて来た。4回目の更新になる。

2013年10月31日現在各種インプラント総本数⇒⇒⇒2019本

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