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理事長コラム

歯周病の改善に効果的なSPT

SPTとは、歯周病治療で歯科医師による一連の治療が終了し、治癒には至らないが『病状安定』となった場合の治療としてSPT(Supportive Periodontal Therapy)を施術する事が定着しつつある。
SPTにおいては、歯科医師の治療と併せて歯科衛生士の継続的なサポートや患者さん自身が行う『セルフケア』も重要であると言える。

日本歯周病学会ではSPTが目指すのは、歯周病の『病状安定』であると定義してるのね。

それではここで言う『病状安定』とは、歯周ポケットが深くてもアクティブな状態ではなくプロービング(ポケット内計測の事)しても出血しない状態であり、歯が多少動揺しても咀嚼が良好にできている状態であると定義している。

実際的なSPTでは、歯科医院で行うプロフェッショナルケアと患者さん自身の行うセルフケアがうまくかみ合って歯周病菌が歯周病源性を発揮しない様な口腔環境を整える事が重要な目的であると日本大学歯学部特任教授の伊藤公一先生が言っている。

日本歯周病学会では、『歯周基本治療、歯周外科治療、口腔機能回復治療により病状安定となった歯周組織を維持する為のプラークコントロール、スケーリング、ルートプレーニング、咬合調整の治療が主体となる。』と定義しているのね。

歯周病は、細菌感染で起こる疾患だが、抗菌療法などの基本治療だけで治癒させる事は出来ず、継続したモニタリングが必要になる。

SPTは歯周病の再発を防止する事、進行を最小限に食い止め、歯の喪失を予防、減少させる為に行う。

また、SPTは、すべての人に同じ事をするのではなく、個々の患者さんのリスクを基本に組み立てられる。

そのリスク評価は、初期治療、確定的治療で終わりで無く、その後も常に継続してなされるべきで、これがSPTの存在意義でもあり、歯周病の進行リスクを最小限にする為にもSPTは、不可欠であると東京医科歯科大学臨床教授の内山茂先生は、言っている。

まあ歯周病の治療は、歯周病を起こす歯周病原性細菌を除去すべきという方向に向いて来た。
歯肉縁下に付着した『プラーク』(バイオフィルム)から放出した浮遊性細菌が、より強い歯周病原性を持っている事がわかっている。

だから歯周ポケット内の洗浄だけでも、それなりの効果が出る。バイオフィルムを壊せばより効果的だが、歯周病原性細菌をゼロにする事は出来ないのね。

そこで細菌をゼロにするのでなく、病原性を発揮しないレベルを保ちながら維持する事が大切な事なのだねぇ!!!

それには、日頃、音羽歯科で行っているPMTCや口腔内はじめ全身の免疫機能をアップさせる事が必要になる。

『ロイテリ菌(乳酸菌の一種)』についての広島大学歯学部付属病院の二川浩樹講師のグループの研究で『ロイテリ菌』に虫歯菌(ストレプトコッカスミュータンス)の発育を阻止し、殺菌効果が有る事を突き止めたと述べていた。

この『ロイテリ菌』については、音羽歯科でも導入している。

虫歯原因菌をはじめ歯周病菌やプラークを減少させるとともに口臭抑制作用が有る事で知られている。

また、音羽で歯茎のポケットの深さの話をする事が多いが、ポケットは2mmが理想なのだね。

しかし、それ以上の深いポケットでも最近の論文の中には、かかる力と炎症のコントロールを維持する事によりポケット内の上皮付着が、徐々に強い結合組織性の付着に置き換わるという見方もある。

つまり歯科衛生士に定期的に歯のクリーニングとPMTCを施術して貰う事が大切になるのだねぇ。

不安な事が有れば、お気軽に音羽スタッフにお声を掛けて下さいね☆彡☆彡

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