栄養とドクター・サプリ

サプリメントって、何?(その1)

サプリメント(supplement ) とは、付録とか、補足と訳すが、昨今使われている意味は、『普段の生活では不足しがちな栄養素(ビタミン・ミネラル)を補う物』の事を言う。

現代の食生活が豊かに成り、良い反面、摂取量が増えたのは、炭水化物・たんぱく質・脂質の3つだと言われる。これら3つの栄養素が使い切れなくて体内にあまって来ると、糖尿病・肥満・アレルギー・ガン・心臓病・脳卒中などの内科的疾患の原因に成る。特にメタボ(メタボリック・シンドローム)においては、炭水化物・脂質の過剰摂取による肥満が問題になる。

ここに来て、ビタミン・ミネラルは、食生活の欧米化や野菜そのものに含まれる栄養素の低下、加工食品の普及で摂取量は、減っている。 このビタミン・ミネラルが不足すると炭水化物・たんぱく質・脂質を体内で利用する事は出来ないと言われている。

この不足している栄養素(ビタミン・ミネラル)を十分に補って、栄養バランスを理想に戻すことが、サプリメントの本来の役割だ。 しかしサプリメントなら何でも良いと言うものでも無い。 ビタミン・ミネラルを多めに配合した物で無ければ、何にもならない。

ここでアメリカのサプリ(サプリメント)と日本の栄養素等表示基準値を比べて見よう。 日本で定められている栄養素の摂取基準は、『97%の人が欠乏状態を回避できる量』として定められている。 アメリカでは、日本の様な公的な保険制度が未整備で、個人で民間保険に加入するシステムの為、健康維持の為にサプリを使用する人が多い。 従ってこうした人々のニーズにこたえて、日本の栄養摂取基準値の数倍から数十倍の栄養素を含むサプリが、普及している。(例えば、ビタミンC:日本80mg、アメリカ200mgなど)

日本の基準値は、単なる欠乏症対策の為で生活習慣病を予防する目的では、物足りない配合なのね。

サプリメントって、何?(その2)

『サプリで摂取する栄養素の優先順位は???』

世の中に星の数ほどのサプリや健康食品が有る中でその人に合ったサプリを選び出すのは、専門家にとっても大変な事。

そこで数多いサプリを2つに大別してみる。

  1. 全ての人に必要な基本的な栄養素の補給を目的にした物
  2. 特殊な機能性を持つ成分を摂取する物

このうち先ず手にすべき物は、1)の基本的な栄養素の補給を目的とした物を選択すべきだと考える。つまり1)で表現した『基本的な栄養素』とは???微量栄養素(ビタミン・ミネラル等)と食物繊維、3大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂肪)、それに当然、水と空気が全ての人に必要に成る。このバランスが崩れると代謝障害となり、いわゆる病気や生命維持の為の危機におちいる。
2)の機能性サプリは、『お肌を綺麗にしたい』とか『膝関節が痛む』などの特攻薬的なサプリで有って、全ての人に必要な訳でもなく、無くても生命維持に問題ない。

地味では有りますが、人間の体内で行われる様々な代謝を支える栄養素は、全ての人にとって必要な物である。

ここで、一番大切な事は、長期間の研究によって、有効性、安全性に関するデータが豊富にある事だよなぁ。
私は、長期に渡って服用する物は、有効性と安全性が確信できる事が一番大切な事だと考える。

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