顎関節症

顎関節症って、何???

『顎関節症』は、昔から有る病気で、決して珍しい病気では無いのですぞ。

前日にピーナツ・スルメ・硬い肉(ビーフジャーキーなどかな)などを食べて、翌日に顎のだるさや顎を動かすと痛みを感じたり、口が明けにくくなったりする経験は、有りませんか???
この様な症状が出た時に便宜的に『顎関節症』と名付けるのです。
何か心配な症状が出たら遠慮なく御相談下さい。
まずは症状が出た時から、大きなお口を開ける事を控えて下さい。
硬い物も噛むのを控えて来院して下さい。

顎関節症には、どんな症状が出るの???

1)口を開けようとすると痛む:
痛む場所は、耳の前の顎関節が有る所が多い。頬やこめかみの筋肉に痛みを感ずる場合も有る。
こめかみや頭の横が痛む時には、頭痛と間違える事もあるのだよぉ。
特徴としては、口を開ける時に痛んだり、物を噛み締める時に痛んだり大きく開けてから閉じる時に痛んだりする事なの。
2)あごを動かす時に音がする:
口を開ける時に『カクカク』という音がする事が有る。
3)口が大きく開かない:
4)急に噛み合わせが変わる:
5)あごが閉じない:

顎関節症と似た症状がでる病気も沢山有るので一度診断する必要が有る。

例えば、中耳炎・外耳炎・脳腫瘍・多発性関節炎・リュウマチ性関節炎また歯の病気・歯周組織の病気・副鼻腔炎・唾液腺炎などの事も有る。
口が開けづらい場合には、顎関節の骨折・腫瘍・奇形・脱臼を疑わなければならない。
顎関節周りの筋肉の萎縮・外傷・炎症・拘縮の場合も有る。

顎関節症の原因を推測すると???

ほとんどが『かみ合わせ』の異常から来る。
かみ合わせは、上下の歯を噛んだ時にどこか強く当たる所(早期接触)が有ると、顎はそれを避けようとして左右にずれる。
しかし、これだけでは症状としては、出て来ない。
これが日中のストレスがかかり、夜寝てから、歯軋りやくい縛りが起こる。
そうすると顎関節周囲の筋肉に疲れ・こわばりが出る。
これでも症状が出ない人も居る。
ここに、社会の複雑な人間関係が関与する。これによってストレスが増大した時のみ『顎関節症』の症状が出てくる。

どんな検査法が有るの???

1)痛い顎関節周囲の筋肉の触診
2)かみ合わせの検査
3)口の開口度(口の開く量)の検査
4)エックス線写真撮影
症例によっては、顎関節部位のCT撮影をする事もあるかな。

どんな治療法が有るの???

1)スプリント療法(マウスピースを作る)
2)超音波治療機器による温熱療法(レーザー治療も同じ考え)
3)顎関節の開口訓練
4)手術療法(関節鏡手術・関節円板切除術など)
しかし、4)の手術療法をやらなければならない患者さんは、全体の1%ぐらいしか居ませんので安心だよなぁ。

しかし、なにも顎関節に症状は無いのに『カクカク』音がする場合が有る。

ある調査によると、顎関節症患者の内、顎関節に症状は無いのに音のみする人達は23~39%はいる。
この人達を追跡調査していくと、顎関節の機能障害が有り、治療の必要性が出てきた人は、ごくわずかだと言う。
こんな例は、放置しておいてもかみ合わせをしっかり見て置けば心配ないのね。
だんだんと大きくなり耳に響く音に変化したら要注意だよ。
その時は、遠慮無く相談してね。

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