『要介護者の55.7%が中等度歯周病に罹患!!』

全国保険医団体連合会の歯科地域医療対策部が発表した『要介護高齢者の口腔内状況調査』の中間報告によると要介護者の55.7%は中等度の歯周病に罹患しており、軽度の歯周病は22.4%重度は14.4%歯周病無しは1.6%でしかなかったと報告している。

調査内容は2015年1月から8月に訪問診療の初診・再初診を行った65歳以上の人を対象に1協会5人の訪問診療実施役員が1人当たり10人のカルテより調査用紙に記載して保団連に送付した。回収率は28.4%667人(男性234人・女性431人)だった。患者の年齢別は、70歳代25.3%80歳代49.1%90歳代以上17.8%で最高年齢は103歳だそうだ。平均年齢は83.6歳で70歳代後半から女性が多くなる。要支援・要介護度は、『要介護3』が最も多く24.9%『要介護4』が21.9%『要介護5』が21.4%と続いた。

要介護度と歯周病の関係では、要介護3以上で歯周病が重度化していて、要支援・要介護1、2と比べると2~3倍になると言う。

要支援・要介護者の主疾患は、『脳血管疾患』が36.0%次いで『認知症』23.1%でこの2大疾患で約6割を占めると言う。

歯牙との関係では、有歯顎(歯の有る顎の事)の割合が82%と多い。現在残っている歯数は21本以上が最も多く平均歯数は12.35本だった。

義歯の使用状況では、総義歯と部分床義歯合わせると6割強が使用していた。

上の義歯を使って下の義歯を使わない例もあったと報告されていた。

往診時の義歯の問題点では『修理が必要』25.5%で最も多く

『再製作が必要』14.5%『使用していないが義歯が必要と判断される』9.3%だったと言う。

往診診療は、できる治療内容にどうしても制限がかかるものなのね。だからこそ歯科衛生士により、今残っている歯のクリーニングをして貰う事がとっても大切な事なのだね。

歯を残し幾つになっても自分の歯で噛み食べ物を味わって飲み込むと言う極当たり前の動作が出来る事が年を重ねて行くに従って有難い事に思えて来るのね。

❤65歳以上の年齢で何本の歯が残っているかの保団連の調査報告を載せて置く。❤

  • 65歳~70歳⇒残存歯数16.1本
  • 71歳~75歳⇒残存歯数16.3本
  • 76歳~80歳⇒残存歯数13.2本
  • 81歳~85歳⇒残存歯数12.2本
  • 86歳~90歳⇒残存歯数10.4本
  • 90歳以上⇒⇒残存歯数9.5本(2015年現在)

❤日本歯科医師会のスローガンとなる『8020運動』がここまでに20本以上歯を残す事⇒現在までに13.2本❤

歯が磨けなくなった時期の『口腔ケア』を怠ったが為に歯を抜く羽目になってしまう事が多いと推測する。

これからは、歯科衛生士が往診して『お口のクリーニング』をしてあげる事がとても大切になるのね☆彡☆彡☆彡

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